sunny saki's diary

すべての激務労働者に捧げるブログ

美味しさの秘密


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夜中に部屋で仕事をしていると急に焼きそばを食べたくなり、仕事が手につかなくなりました。子供の頃 家の近所にスバルという食堂があり、夕飯時になると美味しい匂いが我が家にまで届いてきていたのを覚えています

あのソースが焦げる匂いに脳を激しく刺激されると、もはやパブロフの犬と化した子供達は制御不能に陥り、「いい加減にしろ!」と主から怒鳴られ、晩御飯は没収。朝まで空腹を堪え忍んだこともありました。

ところで、美味しさは味覚と嗅覚で脳に記憶され、一度 美味しいと記憶されたものは、その記憶が別な形で上書きされない限り、ほぼ生涯にわたり忘れることがないそうです。

たとえ何らかの要因で、自分の名前を思い出せなくなった人でも、お金の単位と食べ物のことは忘れないと聞いたことがあります。でもこれはなんとなく分かる気がしますが…

落語で、お坊さんは肉は食べないけど味は知っているんだよ、という件があって、要はお坊さんになる前、子供のころに食べた肉の味は覚えているということだなと、本当かね?

結局その日は、そのまま寝落ちしてしまいましたが、翌日コンビニで定番のカップ焼きそばを仕入れ、昼食で食べていたら匂いに人が群がってきました。

そういえば、晩御飯のあと祖母が内緒で子供達を誘い、一緒に食べた焼きそばの味も格別で、今も忘れることはありません。