夏の思い出
夏になると暑い風が そこら中の屋根を焦がしてもおかしくないくらい九州の夏は厳しい。おまけに湿度も高く例えるなら天然のサウナ
私の住んでる町では夏の最も暑い時期、八月初旬に夏祭りがあります。そこそこの規模でして三日間に渡って あちこちで交通規制が敷かれます。
力をもて余した子供御輿が暴走し国道に進入してしまい大渋滞させたのは今もタブーです。夜になると盆踊りタイムが発動し、ふつうはせいぜい三十分くらいだと思うのですが、婦人会の皆さんは一時間以上も踊り続け、沿道から水分補給を受けるなど正に祭りの達人と化しておられます。
私は小学校の頃、転入生として この町に越してきて影の薄い存在だったため、子供会でのメインポジションに就くことができず御輿部隊に参加できなかったのが今でも心残りです
が、今では その子供達を応援サポートする立場になり、時の流れをビシバシ感じます。また祭りの最終日には、花火大会があり 大人も子供も夜空を彩る花火に歓声を上げ、真夏の祭典は 皆の楽しい ひと夏の思い出となります
言葉に「祭りのあと」というのがありますが楽しい時間が終わって、静かになり どこか寂し気といった感じでしょうか、たしかに祭りが終わると少しずつ朝晩は涼しくなり始めるような気がします。
子供の頃、大好きだった夏も 最近は春と秋だけでもいいなぁ などと緩んだ気持ちにもなるんですが、どこまでも青い空と雲を見ると、やっぱり楽しい思い出ばかりなんですよねぇ