sunny saki's diary

すべての激務労働者に捧げるブログ

お手伝いしましょうか(続4)


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おかしい、いつものK子さんとは違う。何かあったんだろうか?今ならば それが何なのか、察しがつくかもしれませんが、その時は正直どういうことなのかわからなかったのです。

もちろん自分の回りにも高齢者はいますが、とても元気で行動的な人ばかりだったので、加齢による 老いでの痴呆や認知症の方を身近に感じることができなかったのです

それから暫く訪問を避けるようになりました。以前のように接する自信がないし、どこかで面倒になるのはいやだなと思ったのも事実。それから一年ほど経ったある時、妹を通してK子さんが1人で暮らしている経緯を知ります。

3人姉妹の末っ子、お姉さん達も市内に在住。昭和20年代生まれで60代後半。20年ほど前に旦那さんが経営する会社が倒産、後離婚して娘さんと同居。娘さんの結婚を機に1人でここに住んでいる。

脳梗塞で入院したことがあり、その時の不安からか引きこもり気味。近所の内科に定期的に通院してる。息子さんがいるらしいが、何やら事情ありで疎遠になっている。失礼かもだけど、それなりの年齢なので人生紆余曲折あるだろうというのが正直なとこ。

それでも、知人から老人の徘徊や介護の苦労を耳にしていたので、自分も年を取って いつの日か誰かに苦労や迷惑をかけるようになるかもしれない。それはイヤだなと思ったけれど、誰も自分から望んで そうなりたい人などいるわけがない