新境地

近所のコンビニに買い物に行ったら、見たことのある男性がレジに並んでいる。高校の時仲良くしてた同級生だ、ずいぶん久しぶりに見たけど立派にオッサンになったもんだねぇって思ったんだけど、私だって同い年なはず

お互いの家に遊びに行ったこともあるし、卒業後、仲間と一緒に旅行に行った記憶もある共通の友人も何人かいたはず。なにをもって友人というのか知らないが、知人や同僚に彼が私の親友です、とは言えないくらいな関係

向こうも私に気が付いたのかチラリと眼を向けるもリアクションはない。そういうことかどうやら二人の時間はもう動いてないようだ

気にはなるものの店を後にする私。これが私が彼と顔を会わせた最後の場面になります。その後、彼の身に突然の不幸が襲いかかるわけではないですが、なんとなくそんな気がしたという不思議な感覚

使っていたスマホのバッテリーが弱ってきたため最新型に機種変更、アドレスもこの時に整理。２年間以上やりとりのなかった番号は登録しないことに。よく見ると仕事関係者か身内ばかりだ、友達と呼べるのはほんの数人だけ

一時期、これでは寂しいボッチになりそうだなとと考えたこともあったけれど、最近ではこれはこれで古い関係に縛られた付き合いを煩わしく感じながら続けるよりいいのかなと新しい境地に達しております。