sunny saki's diary

すべての激務労働者に捧げるブログ

アフリカの夢


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一生のうちに一度は訪れたいアフリカ、まるで旅行会社のコピーのようになりましたが、命の大地とも言われるアフリカの魅力は、すべてが濃いリアルワールドのように思います

最近は記事で格差、貧困というキーワードをよく見ますが、おもうに私がまだ小学生の頃からメディアで紹介されるアフリカは、その代名詞のようだった気がします?

広大なサバンナ、エキゾチックな街並み、夢見るビーチリゾートなどには世界中から人々が訪れ、バカンスを楽しんでいますが、日本からはやはり距離が最大のネックのようです

東京から最も近いエジプトで10000㎞・有数の世界都市ケープタウンまで15000㎞、ちなみに東京~ロンドンが9500㎞くらいなので片道ほぼ15時間…おまけに直行便は少なめ…

それでも、強者は海を越えジャングルの奥地まで乗り込む者もいるくらいなので、やはり大陸の持つ生命力は世界中から人々を惹き付ける強力な何かを持っているのでしょう。

で、若い頃にTVで観ていたモノとは少し違うアフリカを今は目にします。ナイキのスポーツシューズにブランド物のウェア、腕には、スマートウォッチをした中心部の若者達

そこから車で2時間のところにある町では、工場の増設に伴って、予告通りに行政の保証もなく家から強制排除される住人達、行き場を失くした家族は子供6人の大所帯です。

地中海に面したリゾートで働く男性。アフリカのビーチは、世界のダイバーにも人気であり、ヨーロッパやアメリカから集まる観光客によって彼らの生活は成り立っています。

仕事を持ち家族を養うのは当たり前だという彼らの収入では、現実は厳しすぎて、休日もゴルフ場でカートを運転するお父さん。若者達も外の世界を知らないわけがないんだよね

たまに思うのですが彼らは西洋というか、近代化することを自分達から望んだのかしら?どうして隙あらば争ってばかりいるのか、いったい何の奪い合いをしてるんでしょうか?

ふ~っ。こんなことを思いながらもアフリカに夢を馳せる私はいったい何なのでしょう?以前、ファクト・フルネスなる本の中でアフリカの若者がこんなことを書いていました。

ヨーロッパからアフリカに観光に来てもらえる国をつくるのではなく、アフリカからヨーロッパに遊びに行く未来をつくりたい。と

何故かはわかりませんが、これを読んで私は彼らを応援したいという気持ちになりました

 

 

 

 

 

 

 

オイルロード


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以前に私の元同僚のおじさんから貴重な話を聞かせてもらってたので、そのことについて書きたいと思います。

数年前に定年退職された彼の職業は船乗り。私は船乗りと聞いて漁船・大漁とイメージしてしまいましたが、そうではなく中東から日本に資源を定期的に運ぶタンカーの船員さんであったと聞き、びっくりでした。

なにか面白い話でも、とリクエストしますと彼は大変興味深い話しを聞かせてくれました

それは彼が船員になって10年目くらいのことで、中東での積荷作業を終え、日本に向けて順調に航路を進んでいた時のこと。

当時、ペルシャ湾沖での情勢が不安定だったことから日本への資源を積んだ船は船頭、船尾に国旗を揚げていたそうです。中東の各国とは友好関係にはあったものの、その関係性を強調したものだったのでしょう。

突然の緊急事態、海賊に船を囲まれ行く手を阻まれます、ここでも私は海賊と聞きドクロ印の帆船を想像してしまいましたが、要は武装勢力の集団、すぐにSOSを発信し助けを求めます。

レーダーからすぐ近くに米軍の警備艦を確認SOSを何度だしても応答がありません。甲板に登ろうとしている海賊を見た時、助からないと思ったそうです。

絶望のなか、無線に応答があります。近くにいたトルコの船が状況を察知し、軍に出動を要請。駆けつけたトルコ軍により海賊は撤収。その後、米軍により救助されたとのこと

さすがにこの時ばかりはち○○たねと、その恐怖を語ってくれましたが、素朴な疑問が?何故、米軍はすぐに、救助に来てくれなかったの?応答もしなかったの?

おじさんが言うには、敵も傍受していると考えるのが定石だろうし、彼らが監視しているのは、その海賊だけでもない、彼らも監視されてるからだろうと

ほかにもたくさん聞きたいことがあったのですが、あまり長居するのも…でしたので。

その後、調べてみましたが、1990年くらいからかなり頻繁に各国のタンカーは襲撃されていたようです、2011年の日本籍タンカーの事件も記憶に新しく、私は覚えています。この時もトルコ軍・米軍の救援によるものだったはず。

日本と中東を繋ぐオイルロード、まさに日本の生命線です、私がガンダムだったら守ってあげたい。

 

 

 

 

 

 

美味しさの秘密


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夜中に部屋で仕事をしていると急に焼きそばを食べたくなり、仕事が手につかなくなりました。子供の頃 家の近所にスバルという食堂があり、夕飯時になると美味しい匂いが我が家にまで届いてきていたのを覚えています

あのソースが焦げる匂いに脳を激しく刺激されると、もはやパブロフの犬と化した子供達は制御不能に陥り、「いい加減にしろ!」と主から怒鳴られ、晩御飯は没収。朝まで空腹を堪え忍んだこともありました。

ところで、美味しさは味覚と嗅覚で脳に記憶され、一度 美味しいと記憶されたものは、その記憶が別な形で上書きされない限り、ほぼ生涯にわたり忘れることがないそうです。

たとえ何らかの要因で、自分の名前を思い出せなくなった人でも、お金の単位と食べ物のことは忘れないと聞いたことがあります。でもこれはなんとなく分かる気がしますが…

落語で、お坊さんは肉は食べないけど味は知っているんだよ、という件があって、要はお坊さんになる前、子供のころに食べた肉の味は覚えているということだなと、本当かね?

結局その日は、そのまま寝落ちしてしまいましたが、翌日コンビニで定番のカップ焼きそばを仕入れ、昼食で食べていたら匂いに人が群がってきました。

そういえば、晩御飯のあと祖母が内緒で子供達を誘い、一緒に食べた焼きそばの味も格別で、今も忘れることはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運のいい落とし物


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あの~落とされましたよ、と言われて振り向くと男性からハンカチを差し出されます

ハンカチを見ると、私のものではないので、いや違いますョと言うと、あぁすいませんと言って男性は店から出て駅に向かう地下道に消えていきました。

その後 バスを待っていたのですが、さっきから感じるこの違和感、この妙な感じはなんなんだと考えていると、さっきの男性の顔が浮かびます。

んっ?ない、財布がない。ショルダーに入れておいた財布が失くなっている…あの男!…

全力疾走で店に戻るも、私は男が駅に向かって歩いていくのを見ていた本人なのです。

その後は交番で被害届を出し帰宅、腹が立つやら情けないやらで、一人、部屋で大暴れ

ー   それから一ヶ月後   ー

傷も癒えてきたある日、都心のあるビルで仕事を終え、同僚の車が駐車場から出て来るのを待っています。

時間が遅く あまりに周りが暗いので、少し目立つところへと思い タクシー乗り場に移動。タクシーは出払っていて問題ナシ

ぼんやりしていると何かが見えます、車道になにかが落ちているようで恐る恐る近づいてみると、財布です。よほど慌てて降りたのか ボールペンやら手帳やら散乱しています

拾い上げ、歩道に戻って立っていると、よからぬ想いが頭にもたげてきました。

だって…

だって…

このあと同僚と一緒に交番に届けましたが、「いやぁこの財布は運がいいですね」などと言う お巡りさんに「そうですね」と私。

もしあの時、違う選択をしていたら…

なにかを試されていた そんな出来事でした

それでは。

バイバイ・サマータイム


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あれだけ強かった日射しも少しだけ和らいできました。初秋(はつあき)とも呼ばれる この時期は、一日のなかで夏と秋を感じることがあります。そう言われれば雲も何処か たゆたえてるように見えます。

秋の楽しみのひとつに天体観測があります。冬も素晴らしいと聞きますが、寒さに耐えられませんでした…肉眼では見えない星が無限に散らばる星空に圧倒されます。あと星空情報等を見ると楽しみの幅も格段に広がります。ちなみに今は、乙女座と天秤座が見頃

ギリシャ神話というとロマンチックなものを想像しがちですが、夢をぶち壊すような残酷な物語も多く正直ゲンナリすることもあります、しかし ギリシャ人にとっては伝承文化であり教養として学校では歴史教科の一つだったと知って驚きです。

要は神々が互いのエゴと嫉妬に狂い、欲望のままに権力を振り回す愛憎劇といったほうが理解しやすいかもしれません…

もうひとつ。秋の夜空と言えば、私達に馴染みの月の兎、私は日本古来の童話のようなものだと思っていましたが、世界の国々でも同じように月の兎として親しまれていると知り意味もなく嬉しくなりました。日本でも、その歴史は古く、今昔物語にも出てくるとか

ちなみに今年の中秋の名月は九月二十一日

月を見て嬉しくなるというのも変かもしれませんが、わるい話でもないかと思います。 

 毎年、忘れず来てくれる季節達に感謝です

 

 

 

 

覆い隠すもの


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仕事の帰りが遅くなり、朝からの雨がそのまま降り続いています。帰り道での買い物すら煩わしく思えてしまい、そんなに面倒やったらこのまま帰ればええやん と自分に向かって呟いてしまいます。

なにもかもが煩わしい。言葉にすればそういうことかもしれません、かといって仕事場での自分はいつもと変わりなく、当たり前のように今日も、たぶんいつもの自分のままなのでしょう。

なんなんだろう、この気分は?実はその正体に私はとっくに気がついています。

今は感染症の影響で人と会って食事をすること顔をあわせて話すことですら ままならない時代になっています、ほんの数年前からすると考えれないことです。悪いのはウィルスそのものなのですが、感染する人が悪いかのような論調を見聞きするとなんだかなぁと

言いたいことはわかります、感染しやすい行動を避けて、ウィルスを拡散させないように被害を最小限に留めましょうということなのだと。

でもそれがそのままストレートに伝わってこないのは何故でしょう?

目には見えない何か、ウィルスはもちろんですが、何かから自分の身を守ろうとする 力 が働いているのだと思います。

日本人は よく緻密で繊細で、情感も豊かだと海外の人から言われます、またそこが理解を難しくしている一面でもあって、例えば空気を読むというニュアンスを英語で伝えようとするとトンチンカンな言い回しになってしまいます。

平時であれば、そこが強味にもなる部分が、今は自ら自分達の足を引っ張っているようにも見えます。

職業柄、単独で行動することが多い自分には影響は少ないのですが、いつまでこの状況が続くかは私達次第のような気がしてきました

 

 

 

 

 

 

 

食べ放題 ーランチー


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おおっ!ビュッフェタイプで食べ放題か!寄ってみよう! 

いらっしゃいませ!60分コースですね。ごゆっくりどうぞ!

このプレートを使うんだな? すごい大盛になった、ステーキと寿司とケーキが一つの皿って…どうなんだろ?

お客様、会計を済ませられましたら、お席にご案内いたします

.........60分 ¥1000…

ステーキ¥1000・お寿司6貫¥600・サーモンサラダ¥600・ケーキ2個¥600・ドリンク¥200 合計で¥3000でございます。

.........

当店は食べ放題でございます。オーダーの必要はございません♡

.........食べ放題って、そういうことか

各種クレジットカードでのお支払いにも対応しております♡

古代はロマン


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紀元前約2500年ほどに建てられたエジプトのピラミッド、様々な分野で比喩される あの三角形の建造物ですが、子供の頃に世界の七不思議として驚愕の眼差しで見ていた あの頃とはまた違う視点から見ている自分に気がつきました。

現存するピラミッドの数は百を越えるようですが、最も有名なのはギザにあるクフ王のピラミッドですね、三つ並んでるのの右側です

あれだけのものを造り上げたのですから、十分な経済的な活力も人力もあった繁栄期だったろうと思われます。

それを証明するかのようにピラミッドの周辺にはいくつもの都市が形成され、たくさんの人達が暮らしていたようです、まさに国をあげての大公共事業。

また最近まで有力説だった奴隷制による強制労働は存在しなかったのでは?という説も聞かれるようになりました、理由は住居跡などから医療に使われた器具や大量の食器類が出土し、それはその当時の人々の人や生命に対する考えを反映しているのでは?とも

また、これが証拠になるかはわかりませんが、国王の失脚により統治が他の国の手に渡っていた時代には、ピラミッドも都市も造られず、文化的な発展が小さいとの声もあるようです。

子供の頃は、その大きさや塔の高さに目を奪われて、そのまわりにあるものが見えてなかったのだなと。

今も世界のあちこちで古代遺跡の発掘は続けられております、これからどんな発見が我々を驚かせてくれるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

劇場


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8月の末、駅の前にある商業施設が閉店するということで最後の想い出にと出掛けてきました。理由は築30年を越え老朽化が問題になりだしたことと再開発用地のためです。

ひとしきりフロアーを彷徨いて気が済んだので、さてこれから何処にいこうか?と大通りを歩いていると、以前はファミレスだった跡地に立体駐車場ができておりました。たしかそれ以前はここに 小劇場というかレンタルホールがあったような?…

そう確かに この場所にあった 思い出した、そして私が脇役から主役になった、あの忌まわしき記憶まで甦った

友人の繋がりで、地元の大学生が主催する劇団に参加することになり、その初舞台を踏んだ…踏むはずだった場所が ここ間違いない。

当時、高校生だった私の役は、学校にも行かず、部屋で悪い友人達とバカ騒ぎをする阿保の一人という微妙な役。

たいしたセリフもなかったので終始リラックスして出番を待っていたのですが、予定までかなり時間があり、退屈した私は散歩でもと劇場の外に… そこで事件が起こります。

店先の自販機でジュースを飲みながら、ポケットから おもむろにタバコを取り出した、まさにその瞬間、私の肩をつかむ一人の男性。私の顔を覗き込むと、「学校は?何してるの、ここで?」

私は瞬時に自分の置かれた状況を察しました違う…違うんだよ、タバコは小道具なんだよって言っても通じないんだよ、これはマズイ。おまけに服装が、裸足にサンダル・豹柄のシャツのポケットにサングラス。

瞬きもせずに私を見下ろし(主観では)場所を変えて話をしようなどと持ちかけられる始末。動揺し抵抗し始めた私を男は白黒ツートンの車へと誘導、いや補導。

今なら携帯で連絡をとれば事なきことですがまだ完全には普及しきってない時代の出来事

最終的には無実で解放されることになるのですが、この話は後に盛に盛られて、ヤバイ団員がいる劇団として少し注目されてました。

 

大人の世界


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一昨日、ミニカーを買いに行きました。とりあえず郊外にあるトイザラスを見に行ったのですが、定番のトミカが気持ちばかり置いてあるだけで、私が欲しいと思う1/40.リアルタイプのものは見当たりませんでした。

ところで 私はコレクターといったわけではなく、ただ写真でマクロな撮影にも耐えられる素材として、カッコいい車のミニカーを探していたわけです。

どの店もゲーム関係のものは充実してるのですが、いわゆる お人形さん (リカちゃんタイプ) や男の子の好きそうなメカメカしたものは、とりあえず置いてます的な感じで、今はこんな感じなのかな?と思い、今回はヤフオクで調達することになりました。

前々回くらいでも少し書いたのですが、引っ越しの準備で仮住まいしている最中でして、今いる場所にはTVがあるのです、というのも私はもう10年近くTVを持たない生活をしてたので、久しぶりのいろんな番組に、へ~っとか、なるほどね、とか一人で相づちを打っておりました。

久しぶりのTVタイムで思ったのは、子供向けの番組が少ないような?アニメは深夜帯にも放映されてますが、それは大人も対象としたもののようにも見えますし。

近頃のチビッ子たちのおもちゃは、やはりゲームが主なのでしょう、私が子供の頃はTVばかり観ていると゛○○になるよ!”と怒られるくらいテレビに夢中だったし、家のなかでも子供が主役だったように思います。

もちろん勉強もそれなりにしてはいましたが学校の授業や塾から離れれば、外で誰と遊ぶのか?がすべてであったような気がします。

うまく言葉に出来ないのですが、今は子供達が いつも隅っこにいるような気がします、生活様式の変化もあるのだろうけど、もっともっと彼らを中心とした社会になって欲しいと切に願います。